マッコリマンとコワイヌナ~ソウル・マッコリバーさんぽ【3】
吉村剛史(トム・ハングル)
2013/11/07 改:2016/08/26
テレビ東京系で深夜に放送されていた、「イラっとくる韓国語講座」略して「イラ韓」。
そこでコーディネーターを務めていらっしゃったペ・ヒョンソクさんが2013年4月、弘大のとなり上水駅近くにマッコリバーをオープン。ぺさんのお姉さんと二人で運営されています。
その噂を聞きつけて・・・。というよりも、私のまわりの韓国関係で仕事をしている方のあいだで瞬く間に話題となり、お店に訪れることとなったのです。
日本から来た方に誘われて、短い期間になんと3回も。そのときのお店のメニューを一通り食べたように思います。
店の名前は「マッコリマンとコワイヌナ」。「コワイ」は日本語の「怖い」、「ヌナ」は韓国語で男性がお姉さんを呼ぶときにつかう表現です。
マッコリマン公式サイト:http://makgeolliman.com/
お店のホームページ:http://nuna.makgeolliman.com/
韓国の方も「コワイ」という日本語を知るわけではないので、「なんだろう?」と思うわけですし、日本人であっても店の名前が気になりますよね。
ただ「コワイヌナ」は弟のペ・ヒョンソクさんには、きびしいそうなのですが、お客さんにはとても優しいので、この店名とのギャップにかえって親しみを感じます。
店内はすべてカウンター席なので、ひとりで韓国旅行に来たけれど・・・という方でも安心。女性一人で屋台はちょっとと思う方はぜひここへ。このお店、マッコリバーですが、取り揃えているのはわずか3種類のみ。
少ないのにもこだわりがあるそうで、何種類も飲んだら味がわからなくなる、ということから厳選したといいます。
・釜山・金井山マッコリ
・全羅南道・海南のサニマッコリ
・忠清南道・唐津の白蓮マッコリ
この3つ、韓国地方のマッコリのなかでも
なかなか魅力的なものを取り揃えていると思います。
何人かで行ったら、3種類注文して味を比べてみてください。
(マッコリの話はまたどこかで)
お酒に関しては、韓国では珍しい
「ハイボール」があることもポイント。
私もかなり久々にここで飲みました。
さて、料理はお姉さん、ヌナの手作り。
料理もなかなかの腕前でほんとうに一つ一つが丁寧で美味しいのです。
詳しくはホームページにも書いてあるのですが、
ぺさんのおばあさんがつくった韓国料理と和食が融合した料理が
受け継がれて来たのだそう。
というわけで、見た目には韓国料理と思いきや
ちょっと和風なところもあるのです。
その代表的なものが上の写真の鶏のから揚げ。
塩漬けしたきゅうりと和風だれで一緒に食べます
さっぱりとしていて、GOOD!
下の写真はポッサム。
次の写真はカルビチム。
野菜がいろいろ入っていて
色とりどりですが、辛くないので安心。
さらにチヂミ。
白菜のチヂミもシャキッとして
マッコリのおつまみにもよいです。
そして、最後にはユッケ。
日本で食べられなくなったといいながら、
このブログでは何度もユッケを登場させているような気がします。
マッコリマンはとても大人気で
私設ファンクラブまであるそうです。
「イラ韓」のコーディネーター、ぺ・ヒョンソクさんと話してみたい、という方も、
ヌナの美味しい料理を味わいたいという方もぜひ一度訪れてみてください。
<店舗情報>
マッコリマンとコワイヌナ
住所:ソウル特別市麻浦区ワウサン路3ギル11 2F
アクセス:地下鉄6号線上水駅徒歩5分。
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吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。ライター、他。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上・江原道全18市郡を踏破するなど、自分の目で見聞きした話を中心に韓国関連情報を伝えている。2021年1月にパブリブより初の書籍『ソウル25区=東京23区』を出版。2022年に韓国語能力試験(TOPIK)6級、2級ファイナンシャル・プランニング技能士取得。 ※韓国に関する記事制作やその他のご依頼もご相談ください。お問い合わせ 筆者プロフィール