韓国でカクテル焼酎が人気!~CC スナリ&チョウンデイ&C1
 2015/05/23 吉村剛史(トム・ハングル)

2015年春、韓国でフルーツ風味のカクテル焼酎が大流行。3月にはロッテ酒類から柚子風味の「チョウンチョロム スナリ(スンハリ)」が発売となり、それに続いて釜山・慶尚道を中心に、舞鶴(ムハク)から「チョウンデイ カラーシリーズ」が販売され、とくに女性を中心に大きな人気を集めています。

そんなフルーツ焼酎、カクテル焼酎の「チョウンチョロム スナリ(スンハリ)」をチェックしてみましょう。

人気はいつから?

チョウンチョロム スナリ(スンハリ)は、2015年4月中旬に差し掛かったころから徐々に人気が出てきたようで、私は同4月18日にTwitterでこの情報を流しました。※タイトルにはチョウンチョロム→「CC」と表記

日中韓で若者のアルコール離れ!?

近年、日本をはじめ韓国、中国でも若者たちがお酒を飲まなくなっている、といわれています。統計で確認したわけではありませんが、私が韓国に滞在していた2012年頃も、まわりの韓国人はお酒が苦手という人が多かったように思います。

2000年代前半やそれ以前の経験談を聞くと「韓国人はお酒が強い」というのが常識として語られていたようですが、徐々にその定説が崩れています。焼酎のアルコール度数も年々低下傾向にあり、1990年代後半は23度だった焼酎も、2006年に16度台の商品が発売されたほどです。

低アルコール化、アルコール離れが進むなかで、人気のアルコール飲料が新たに登場するのは、酒造業界にとっても注目でしょう。私たち観光客の立場からすれば、韓国に旅行に出かける際に飲んでみたり、おみやげとして持ち帰る、というのもよいでしょう。

韓国で柚子焼酎登場!

ロッテ酒造が3月に発売した「チョウンチョロム スナリ(처음처럼 순하리)」は、なんとアルコール度数14度まで低下。天然柚子濃縮液が含まれている、ということで、飲みやすいからか女性を中心に大人気だそうです。参考:セジョン新聞(韓国語)

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※写真は、友人のYさんから頂きました。ありがとうございます。

そして「ジョウンデー(チョウンデイ) カラーシリーズ」は、ブルー、レッド、イエローの三種類が発売されており、それぞれ、ブルーベリー、ザクロ、柚子の3種類の果汁が含有されています。

こちらは、発売1週間で200万本という数字をたたき出している、と報じられており、大ヒットのほどがうかがえます。参考:CCTVニュース(韓国語)

飲み比べてみたいところですが、ひとりで飲んだら酔いつぶれてしまいそう。価格は従来の焼酎と同じか少々高め。コンビニで買うと1,300ウォン~1,500ウォン程度(140~160円前後)で購入できます。

釜山の焼酎、C1(シウォン)からも登場。

カクテル焼酎は、釜山の焼酎C1(シウォン)からも登場。こちらは「C1ブルー・チャモン」。チャモンはグレープフルーツのこと。こちらの商品は天鮮(テソン)酒造から出ています。

新聞記事は、韓国でヒットを記録したことから、韓流に乗り中国にも輸出されている、という内容。味が落ちないように輸送にも工夫を凝らし、その追加費用も出荷元が出す、ということ。情報元:fnnews.com(韓国語)

このなかでは最も遅く登場したC1ブルー・チャモンでしたが、最も早く輸出が決まりました。なかなか思い切った戦略です。まずは飲んでみて!ということでしょうか。

日本では先に発売されていた!?カクテル焼酎

日本では、すでにカクテル焼酎が発売されていました。ウリスルジャパンが「りんごからつくったみかんのリキュール」という商品を販売しています。

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「りんごからつくったみかん」という謎めいたタイトルが付けられているのが、面白いところ。飲んでみると、リンゴ味が先立ちます。リンゴから醸した原酒にみかん果汁を加えている、とのこと。

こちらのほうはアルコール度数が16度ありますが、氷を入れてロックで飲む、という飲み方が推奨されています。

ちなみにサントリーから発売されている「ふんわり鏡月」は韓国で製造されています。こちらは現地では販売されていませんが、こちらがフルーツ焼酎の元祖なのかもしれません。 参考:韓国焼酎 鏡月ゆかりの地・鏡浦台に行ってみた

フルーツと一緒でも美味しい!

釜山のとある刺身屋台では、フルーツ焼酎が冷蔵ケースの上にずらりと並べられていました。最初に登場し元祖となったチョウンチョロム スナリ。チョウンデー、C1と各地のお酒が並べられています!

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チョウンデーとC1は、慶尚道・釜山地域のお酒ですから、全国のフルーツ焼酎が一挙に集まったのは、釜山ならではといえるでしょう。ぜんぶ試してみたくなりますが、なかなかそうはいかないもの。

すべて勢ぞろいした写真が撮れたことだけでも、よしとしたいと思います。

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そしてこのようにフルーツをおつまみにして飲めば、ますますフルーティー!「焼酎が何の料理と合うのか」ということ、今後はもっと研究のしがいがありそう。食べ歩きやお酒を飲むことをテーマに韓国旅行をする観光客にとっては、次回の旅の楽しみが一つ増えそうです。

新大久保コリアンタウンでも販売!

新大久保にあるコリアンタウンでも販売されるようになりました。入ってきた当初は税込みで500円以上の値段でしたが、2015年10月現在、最も安い店では300円程度で販売されており、手軽に購入できるようになりました。

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チャミスルなどの既存の焼酎より数十円高い金額程度なので、ようやく適正価格で販売されるようになったといえます。日本でも買えるようになったので、お試しあれ。

2016年上半期、韓国にチューハイが登場!アルコール分3%の甘いお酒。乙女心を刺激する、というパッケージのイスルトクトク。

日本のチューハイの輸出も始まっており、新たなヒットの予感!

こちらの記事もご覧ください⇒2016年上半期、韓国にチューハイが登場!~イスルトクトク&ほろよい



トム・ハングルの韓国旅行ひとこと
日本の居酒屋には様々なカクテルがあり、苦い(?)お酒が苦手な人でもアルコールを楽しむことができますが、韓国では焼酎、マッコリ、ビールが中心。

そこにようやく今回のカクテル焼酎が入ったことで、バリエーションの幅が広がりました。とある男子学生からは「ジュースだ!」という声も。とはいえアルコールは14度もあり、ワインと同等ですから飲みすぎには要注意!

一方で「甘すぎる」との声もあり、元々韓国の焼酎があまり好きではない方や、本当のお酒好きの方にはあまり向かないかもしれません。

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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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