大邱(テグ)~世界陸上のスタジアムへ!
 2011/07/23 改:2015/06/13 吉村剛史(トム・ハングル)

2011年8月27日から9月4日までの
9日間にわたって行われるIAAF世界陸上競技選手権。
その舞台となるのが大邱スタジアムである。

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その開催にあわせて韓国観光公社は2011年を
「大邱訪問の年」と題しキャンペーンを行っているのだが、
話題となっているこの場所を一目見ておきたいと思い、今回訪れてみたのである。

地下鉄2号線の大公園駅の階段を上がると、
梅雨のじとじとした蒸し暑さを感じるものの、何か空気が違う。
マイナスイオン大量放出といわんばかりの自然の心地よさを感じた。

近くには高速道路のインターチェンジもあるためたくさんの車が走っているものの、
その脇には樹木が生い茂っており、近くには果樹園と思われる畑もある。
スタジアムのあたりは大徳山や星岩山など500m級の低い山に囲まれている。

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ゲートをくぐり、のどかな風景に囲まれた道路脇の歩道を
20分ほど歩いていくと、スタジアムに到着した。

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2002年の日韓共催のFIFAワールドカップや
2003年の夏季ユニバーシアードの会場にもなった場所である。
IAAFからレベル1のスタジアムとして認定され、六万六千人を収容できる施設だ。

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世界陸上開催前に行ったからといって、目ぼしい何かがあるわけでもない。
開催時には観客の熱い声援につつまれているはずだが、
がらんどうのスタジアムは少々寂しい。

しかし、誰もいないというわけではない。
この一帯は公園として整備されており、広場で遊んでいる親子連れも見られた。
道路には乗用車が何台も止まっており、車で遊びに来ているようだ。

1.25キロメートルにわたるスタジアムの外周ではジョギングする人の姿も見られる。
スポーツが開催されないときには市民の憩いの場になっているのである。

スタジアムの隣にある大邱スポーツ記念館に入ってみた。
ここではワールドカップをはじめとして大邱のスポーツにまつわる数々の展示がなされている。

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青いユニホームをまとった選手たちの円陣の模型をみると、
今にも試合がスタートするような、そんな熱気が伝わってくる。
これが韓国最初の市民プロサッカーチーム、大邱FCである。

館内には100m走のタイムが計れる体験型のコーナーもある。
スタートから5mほどを全力で走ると、予想タイムが表示される。

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24歳の大人がひとりでこんなことをするのは恥ずかしいと思いつつも
あたりに誰もいないことを確認し、全力で駆け抜けてみた。
記録は…15秒60!

100m走のタイムなんて中学生以来だけれども、
もともと遅いので不満はないのだが、
たぶんもう少し早く走れるかな…という印象。

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ところで今回の世界陸上のマスコットは「サルビ(살비)」。
韓国固有の犬種である「サプサルゲ(삽살게)」をモチーフにしてデザインされたとのこと。
韓国の天然記念物第368号にも指定されている犬である。

写真を用意できなかったため、リンクから見ていただきたいのだが、
クリっとした目をも覆うような美しい毛並みにつつまれた姿はなかなか愛らしい。
ぜひペットにしてみたいと思うような犬だ。

今回の記事は世界陸上が行われる大邱スタジアムを紹介してきた。
大会が開催されていない日に訪れたのは残念だが、
来月末からは活気あふれるスタジアムで選手たちの勇姿を見ることができるはずだ。

大邱世界陸上開幕まで約1ヶ月!



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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。31歳。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、文化センター講座、トークイベントでの発信も。1年8ヵ月のソウル滞在経験のほか、韓国100市郡以上を踏破するなど、地方にも関心が高い。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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