釜山・徳川(トクチョン)で韓国人と遊ぶ
 2011/03/05 改:2011/03/05 吉村剛史(トム・ハングル)

釜山・徳川駅で待ち合わせをしたのは、
昨年末まで日本に留学していた時に知り合った釜山在住のヌナ(※男性から見てお姉さんの意味)。
日本語勉強中という彼女の友達も一緒で3人で飲みに行くことになりました。

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何が食べたいか、と聞かれたので、
「大久保で食べられないものがいい!」と答えたところ…
それは難しいと言われてしまいます。あの街には何でも揃ってるのだと…。

しばらくしたあと…
「じゃあカルメギサル(갈매기쌀)は?」
「カルメギ?えっ!?カルメギってカモメですよね?」

カモメの肉を食べると思いきや、
そんなわけもなく、豚肉の部位の名前だとのこと。
横隔膜と肝臓の中間に位置するのがカルメギなのです。

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サムギョプサルは大久保でもお馴染みのメニュー。
ほぼすべての店に置いてありますが…カルメギサルは確かに見たことがありません。

最初に行ったところは残念ながら満員だったので、
選んだのはカルメギサルのフランチャイズチェーン、장비 갈매기쌀(ジャンビ・カルメギサル)。
韓国国内では30店舗を展開しているとのことです。

彼女は日本にいるときから飲み友達。
20代後半とはいえ「年とともにソジュのアルコール度数がつらくなってきた」
とよく言っていたのですが・・それでもソジュで乾杯。

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慶尚南道の좋은데이(チョウンデイ)は16.9%と
チャミスルなどに比べると低アルコールなので飲みあたりもやさしいので
これならソジュをちょっと敬遠していた人でも大丈夫かも!?

そしてカルメギサルです。
網の上にのせようとすると、韓国まで来たんだから私がやるよ、
とヌナ(お姉さん)がトングを手にとり、肉を焼いていきます。

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日本の韓国料理店でおなじみのサムギョプサルのほうは三枚バラ。
わりと油も多いため、食べていると飽きが来てしまう気もするのですが
その反面、カルメギサルはとてもあっさりとしています。

彼女の友達は私よりも1歳だけ年下。
2年間勉強しているとのことでしたが、恥ずかしいのか
ほとんど日本語は聞けずじまいでした。でもそれなりに話せます。

私がヌナと日本語で会話したときに、
若干のタイムラグが生じながらも理解しているようでした。

そんなこんなでいろいろな話をしつつ…

しかし、このまま飲み続けると酔いが回りやすいからと
ちょっとご飯を食べようということになり、반합비빔밥(パンハプビビンパ)を注文。
パンハプは飯ごうのこと。軍隊ではこんな食べ方をするのだとか。

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2次会は?という話になり、
やっぱりせっかく韓国に来たからにはいろんなものを食べてみたい!
という私の意見もあり…

少しだけ酔いがまわってきたところで次の店に移動です!

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장비 갈매기쌀(ジャンビ・カルメギサル)
http://jangbi.co.kr/

釜山徳川店
釜山市北区徳川洞 401-11

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日が暮れるころからぽつぽつと降り出した雨も上がりました。
旅先で飲むお酒、その心地よい酔いのせいなのか、
徳川洞の街の明かりに反射した路面の水滴がキラキラと輝きます。

透明なビニールカバーに包まれ、暖められた冬場のポチャンマジャ。
そのなかから見る外の風景は雨のときほどきらめいて見えるのです。

1次会のカルメギサルに引き続き、2次会はムール貝専門店の「紅家(ホンガ)」へ。
ポジャンマチャ風でもあり、またレトロな雰囲気をかもし出すこのお店。
若い世代を惹きつけそうな、人気のあるチェーン店です。

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メニューもムール貝を模ったお洒落なデザイン。
「恥ずかしい」と言われながらも、開いた状態で写真を撮らせてもらいました。^^;

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紅家(ホンガ)の看板メニューともいえるヤンプンホンハプタン。
なんと一度注文すると、無限リピル(おかわり)ができるのです。
価格は15000ウォン。

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最初はそんなことができるとも知らずにいましたが、
「冷めたので暖めなおしてほしい」「おかわりがほしい」などと
店員に注文してるのを聞き、その時点で気づきました。

つき出しのパンチャンならわかるけど、
韓国ってそこまでできるの?と思ったのですが、
この店のサービスなのだと…。

ムール貝は栄養素がとても高い食品なのだとか。
紅家のホームページによれば、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸、
ビタミン、アミノ酸なども含まれているといいます。

スッカラ(スプーン)を使い、スープをすすります。
その色はソルロンタンの白濁さよりも透明感があるのですが、
次第に口がピリピリしてくることに気づきます。

もちろんキムチチゲやスンドゥプなど、
見るからに辛そうな赤いスープとは異なります。
それらより刺激はありませんが、なんとなく辛いのです。

「これちょっと辛いですよね?」と2人の韓国人に問いかけると、
「そうかな?そうでもないけど…」という顔。
透明=辛くない、という認識で食べているとその意外性を感じる程度でしょうか。

ピリッとくる辛さの口直しにも、ケランマリ(タマゴ焼き)は最適です。
板の上に乗せられ、日本で見るよりサイズの大きいケランマリはふわふわ。
中にはチーズも入っていて、その甘さと食感が口に広がります。

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チョウンデイには少し飽きてきたので、メファス(매화수・梅酒)も注文。
さらにはヌナ(お姉さん)の友達で、昨年まで仙台で留学をしていた26歳の男性も合流。

なんと偶然にも別の飲み会のためにこの店に来ていたのだとか。
人気店だからなのか、そんなこともあるんですね。

留学していたのだから日本語が上手なのだろうと思うのですが、
日本語を話すのが「恥ずかしい」といいながら、韓国語でお話。
そんなふうに楽しい時間をすごしていると、しだいに夜が更けていきます。

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紅家(홍가・ホンガ) 釜山徳川店
釜山広域市北区徳川洞415-19
17:00~翌5:00
http://www.hongga.co.kr/


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トム・ハングル(吉村剛史)
吉村剛史(よしむら・たけし) 1986年生まれ。韓国旅行・地方旅の総合発信者。2012年に韓国文化誌『スッカラ』でデビュー、その後韓国旅行、語学Webの編集・ライターを経て、講座、トークイベントでの発信も。これまで韓国100市郡以上を踏破。平昌五輪開催の江原道公式ブログにも寄稿中。プロフィールお問い合わせ


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